こんにちは。
今日は童謡「ぞうさん」の話です。
子供向けの童謡ではありますが、今になって聞きますと、考えさせられる歌詞でした。
【目次】
１．「ぞうさん」の歌詞 ♪♪♪
２．歌詞の意味
３．ながい鼻が好き、だって自分は自分だから。
４．自分を精一杯生きる限り自分を好きになる権利がある、これもセルフカインドネス
５．セルフコンパッションに関する今までの投稿一覧
Contents
１．「ぞうさん」の歌詞 ♪♪♪
ぞうさん
ぞうさん
おはなが ながいのね
そうよ
かあさんも ながいのよぞうさん
ぞうさん
だれが すきなの
あのね
かあさんが すきなのよ
作詞は、まど・みちおさん。⇒ウィキペディア
２０１４年２月２８日、１０４歳でお亡くなりになりました。
周防市美術館で、今ちょうど「生誕110年 まど・みちお てん」が開催されています。
（2019.11.15～12.22）
２．歌詞の意味
ネットサーフィンをしていましたら、
歌詞の解釈が書かれていました。
だいたいは、次のような解釈でした。
ある動物が象をからかって、
「私たちは鼻が短いのに、象さんだけが長いって変だね。
なんで、鼻が長いの？」
象は悲しみもせず恥ずかしくもなく怒りもせず、
「そうよ。お母さんも長いから私も長いの」。
象が悲しむと思っていたのに朗らかな顔をして答えたのが不思議で、
更に尋ねました。
「ぞうさんは鼻が長いお母さんが嫌じゃないの？
お母さんがどんな動物だったら嬉しかった？」。
「私は私のお母さんが一番大好き」。
こんな意味があったのですねえ、知らなかったです。
３．ながい鼻が好き、だって自分は自分だから。
象が自分の鼻の長いことを嘆いたって仕方がありません。
無意味です。
象がお母さんを嫌いになるはずがありません。
でも、人は？
人は、他人と違う点を他人から指摘されると「もしかしたら私がダメなのかしら」と悩みがちです。
この悩み、もがけばもがくほど深まりますね。
どうしたら悩みがなくなるのでしょうか？
（ご参考まで）
・『ぞうさん』の歌にまどみちおさんが込めた想いは、僕にとっても切実に迫ってくるものだった
・「詩人まど･みちおの作品から学ぶ保育のこころ」のp5～p７（淑徳大学社会学部教授 金子保、『淑徳社会福祉研究 No.10 2002 25～36）』
・「ぞうさん」作詞家のまど・みちおさん “宇宙人”の視点とは？
・まど・みちお 童謡の表現特性～童謡集『ぞうさん』を中心にして～（山内良子、「大阪教育大学 平成１５年度卒業論文」）
４．自分を精一杯生きる限り自分を好きになる権利がある、これもセルフカインドネス
人から見て自分がどうであろうが、人が自分に何と言おうが、
自分が自分なりに精一杯生きているならば、自分に優しくしましょう。
どうしてだかわかりませんが、自分は自分に生まれてきました。
他の誰としても生まれてきていません。
だからこそ、自分を好きになる権利があるのです。
私が書きましたブログです。
↓
２５．何を言われたって平気（ﾎｲｯﾄﾆｰ・ﾋｭｰｽﾄﾝの曲）：セルフカインドネス
このブログでご紹介しましたホイットニー・ヒューストンの「Greatest Love Of All 」を是非ともお聴きください！
「ぞうさん」との共通点がある歌詞だと思います。
こちらは、謎を究明する昭和オジサンのサイト。
５．セルフコンパッションに関する今までの投稿一覧
最新ブログ → http://tsunami2013.org/
５．母を亡くしました：コモンヒューマニティー・マインドフルネス
８．罪悪感と怒りとは同じものかもしれません：セルフカインドネス
９．悲しみは誰でも持っている。『でんでん虫の悲しみ』（新美南吉）：コモンヒューマニティー
１０．対話は、理解よりも共感が大切！ －書籍と映画を通じて－：マインドフルネス
１１．「自己責任論」を「セルフコンパッション」で乗り超える：セルフカインドネス
１２．自分の思い込みを知って、楽に生きよう!：マインドフルネス
１３．映画「ありがとう、トニ・エルドマン」にみる父と娘：マインドフルネス
１４．気持ちを素直に伝える。これがアサーションという権利：マインドフルネス
１５．押してもダメなら引いてみな。「逆櫓の構え」：セルフカインドネス
１６．コミュニケーション能力が低いのは誰だ？：セルフカインドネス
１８．心を開いて～ZARDの歌詞から思ったこと：コモンヒューマニティー
２２．大人の願いと、子どもの受け止め方：コモンヒューマニティー
２３．想像力（再度、でんでん虫の悲しみ）：コモンヒューマニティー